专利摘要:
本発明では記録物と遺物の消毒装置、これを利用した消毒方法が開示される。本発明による記録物と遺物の消毒装置には窒素生成装置と温・湿度調節装置が装着されていて、窒素ガスボンベを別に設置及び運ぶ必要がなくて便利で安全な長所があって、また真空状態でも温・湿度調節が可能であるので、記録物と遺物の損傷を最大限防止しながら、これらの消毒効果を極大化させることができるという長所がある。よって、本発明による消毒装置は記録物と遺物の消毒に有用である。
公开号:JP2011514177A
申请号:JP2010544221
申请日:2009-01-14
公开日:2011-05-06
发明作者:キム,キ−ヒョン;チェ,ヨン−シン
申请人:バイオミスト テクノロジー カンパニー,リミテッド;
IPC主号:A61L2-20
专利说明:

[0001] 本発明は、記録物と遺物の消毒装置に関するものであり、より詳細には、(a)被消毒物を積載するキャリアと、(b)前記キャリアを第1チャンバに運ぶ移動カーと、(c)前記キャリアに積載した被消毒物を消毒させるために、消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットが保存された薬剤カートリッジ及び前記多孔性ペレットに含浸された消毒薬剤を気化させるための気化装置が装着された第1チャンバと、及び(d)前記第1チャンバの側部に位置して、温・湿度調節装置、窒素生成装置、真空ポンプ及びコンプレッサーが装着された第2チャンバを含むことを特徴とする記録物と遺物の消毒装置に関するものである。]
背景技術

[0002] 一般に、記録物と遺物は保管されている收藏庫と書庫内に棲息している各種微生物(かび、細菌)によって漸次的に毀損されて長期間の保存が難しい問題点がある。よって、国宝級文化財や古書画、古文書などを管理する国立中央博物館と国家記録院を含めた大部分の保存所では記録物と遺物に被害をもたらす各種微生物と害虫など生物学的被害を予防して永久に保存するために心血を注いでいる。
通常に、記録物と遺物に被害をもたらす各種微生物を殺菌、消毒させるために、書庫内に記録物や遺物を入庫時にメチルブロマイド(Methylbromide)とエチレンオキシド(Ethylene oxide)の混合ガスを入れ込んだ。しかし、これら消毒薬剤はその自体だけでも毒性が非常に強いために作業時に漏出される場合極少量の濃度でも人体に致命的な癌などを誘発する問題点があるだけではなく、消毒薬剤の強い毒性成分が被消毒物に長い時間に残留されて、被消毒物自体を毀損させる問題点があった。
これに、本発明者らは前記人体に有毒な混合ガスを取り替えるために、人体に無害な植物性ハーブ(Herb)の精油成分のうちで優れた殺菌力がある精油を含む抗菌剤を圧縮された窒素ガスを利用して超微粒子で噴霧させて消毒チャンバ内で微生物を酸素から最大限遮断させながら消毒効果を極大化した記録物と遺物の消毒方法と消毒装置に対して大韓民国特許登録(第10−0330963号)を受けたことがあって、前記消毒方法に被消毒物表面に残留するほこり粒子を除去するようにする脱塵工程をさらに含む消毒方法に対して大韓民国特許登録(第10−0638113号)を受けたことがある。
しかし、前記登録特許の場合、液状の抗菌剤を微細粒子噴霧方法で被消毒物に接触させる方式を取ることで液状接触による被消毒物の損傷憂慮はもちろんチャンバ内部に噴霧された粒子らの凝縮現象で薬剤が液体状態でチャンバ底に残存する恐れがあって、これを解決するために、前記消毒装置に送風手段を具備させて気化手段によって消毒するようにする消毒方法及び消毒装置を開発して、大韓民国特許登録(第10−0769063号)したことがある。
しかし、前記消毒装置を使って、記録物と遺物を消毒する場合、殺菌力も非常に優秀で、紙類の損傷を防止することができるという長所があるが、前記消毒装置の場合、別途の窒素保存ボンベを購入しなければならないし随時窒素を購買しなければならないので、これによる運搬上の不便さと安全上の問題はもちろん消毒効果を極大化するために一定な窒素濃度と圧力を維持するのに多くの問題点があった。一方、大韓民国登録特許第10−0149879号、10−0648967号、第10−0733067号などでは複合膜を利用して大気中の気体から窒素を分離させる窒素生成装置を開示したことがあるが、まだまだこれらから生成された窒素を利用して記録物と遺物を消毒した例はなかった。
また、前記消毒装置の場合、消毒装置チャンバ内部の湿度を調節することができる湿度調節装置がないために、消毒薬剤活性増進のためにチャンバ内部の温度を上昇させる場合、被消毒物(記録物、遺物)の水分が蒸発されて自体含水率が破壊されることにより被消毒物が毀損される恐れがあった。このような問題点を解決するために消毒装備チャンバ内部に蒸溜水を盛ったビーカーなどを位置させることができるが、これは非常に煩わしいだけでなく、湿度調節が自由ではない問題点がある。
したがって、当業界では便利で、安全で、優秀な殺菌力を有する記録物と遺物の消毒装置開発が切実に要求されている実情である。
これに本発明者らは、殺菌力が優秀で、便利性と安全性を備えた記録物と遺物の消毒装置を開発しようと考え、甚大な努力をした結果、本発明の気体分離用複合膜が装着された窒素分離器及び温・湿度調節装置を消毒装置に結合させる場合、別途の窒素ガスボンベを設置/運ぶ必要がなく便利で、安全なだけでなく、消毒装置チャンバ内部の温度と湿度を自由に調節することができることを確認して本発明を完成するようになった。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 本発明の目的は、殺菌力及び殺虫力が優秀で、便利性と安全性を備えた記録物と遺物の消毒装置、これを利用した消毒方法を提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0004] 前記目的を達成するために、本発明は、(a)被消毒物を積載するキャリアと、(b)前記キャリアを第1チャンバに運ぶ移動カーと、(c)前記キャリアに積載した被消毒物を消毒させるために、消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットが保存された薬剤カートリッジ及び前記多孔性ペレットに含浸された消毒薬剤を気化させるための気化装置が装着された第1チャンバと、及び(d)前記第1チャンバの側部に位置して、温・湿度調節装置、窒素生成装置、真空ポンプ及びコンプレッサーが装着された第2チャンバを含むことを特徴とする記録物と遺物の消毒装置を提供する。
本発明はまた、前記消毒装置を利用して、(a)移動カーを利用して被消毒物が積載されたキャリアを第1チャンバに入れる段階と、(b)消毒薬剤の活性化と被消毒物の毀損予防のために第1チャンバの温度及び湿度を設定する段階と、(c)前記第1チャンバ内部を真空化させる段階と、及び(d)多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させるか、または大気中の空気を窒素発生装置に透過させて発生された窒素を利用するか、または前記二つの方法を同時に利用して記録物と遺物を消毒する段階と、を含むことを特徴とする記録物と遺物の消毒方法を提供する。]
発明の効果

[0005] 本発明による記録物と遺物の消毒装置には窒素生成装置及び温・湿度調節装置が装着されており、窒素ガスボンベを別に設置及び運ぶ必要がなくて便利で安全な長所があって、また真空状態でも温・湿度調節が可能で被消毒物の自体含水率を破壊しないので、記録物と遺物の損傷を最大限防止しながら、これらの消毒効果を極大化させることができるという長所がある。したがって、本発明による消毒装置は記録物と遺物の消毒に有用である。]
図面の簡単な説明

[0006] 本発明による消毒装置の正面及び横面写真である。
本発明による消毒装置の構成を示した写真である。
本発明による気化装置に含まれた送風手段の写真である。
本発明の一実施例で製造された消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットを保存する薬剤カートリッジの写真である。
本発明の消毒装置に装着される窒素生成装置の構成及び複合膜の詳細図面である。
本発明の消毒装置に装着される窒素生成装置の窒素生成原理を示した説明図である。
本発明による気体分離用複合膜の圧力差(P1−P2)調節原理を示した説明図である。
本発明の一実施例で製造された消毒薬剤多孔性ペレットの表面及び断面を光学顕微鏡で撮影した写真である。
本発明の一実施例で製造された消毒薬剤多孔性ペレットの表面及び断面を電子顕微鏡で撮影した写真である(a:消毒薬剤未注入多孔性ペレットの表面と、b:消毒薬剤未注入多孔性ペレットの断面と、c:消毒薬剤注入多孔性ペレットの表面と、d:消毒薬剤注入多孔性ペレットの断面)。
本発明による被消毒物が積載されたキャリアを第1チャンバに移動させる過程を示した写真である。]
実施例

[0007] 本発明は、一観点で、(a)被消毒物を積載するキャリアと、(b)前記キャリアを第1チャンバに運ぶ移動カーと、(c)前記キャリアに積載した被消毒物を消毒させるために、消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットが保存された薬剤カートリッジ及び前記多孔性ペレットに含浸された消毒薬剤を気化させるための気化装置が装着された第1チャンバと、及び(d)前記第1チャンバの側部に位置して、温・湿度調節装置、窒素生成装置、真空ポンプ及びコンプレッサーが装着された第2チャンバを含むことを特徴とする記録物と遺物の消毒装置に関するものである。
図1は、本発明による消毒装置の正面及び横面写真であって、図2は本発明による消毒装置の構成を示した写真である。
本発明において、前記被消毒物を積載するキャリア12及び前記キャリア12を第1チャンバ100に運ぶ移動カー13は通常的なものを使用することができる。すなわち、前記第1チャンバ100には被消毒物を消毒させるために前記キャリア12及び移動カー13が位置することができるし、前記第1チャンバ100には消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットが保存された薬剤カートリッジ14、前記多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させるための気化装置(図示せず)、温度及び湿度調節センサー(図示せず)、バンドヒーター(図示せず)、電気ヒーター(図示せず)などが装着されている。また、前記第2チャンバ200には排気ユニット16、給気ユニット18、温・湿度調節装置22、窒素生成装置24、真空ポンプ26、コンプレッサー28などが装着されているし、これらの位置は特別に制限されない。
本発明において、前記気化装置は、第1チャンバ内部の天井に装着されていて、前記気化装置の下端には消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットを保存することができる薬剤カートリッジ14が装着されて、気化された消毒薬剤が下方に自然に発散されることを特徴とする。前記薬剤カートリッジ14を前記第1チャンバに装着させる方法は、特別に制限されないし、第1チャンバ内部の両側面に形成された支柱に前記薬剤カートリッジ14を据え置きさせる方法などを例示することができる。
前記気化装置は、前記多孔性ペレットに含浸された消毒薬剤を気化させるための送風手段を含むことを特徴とする。前記送風手段としては風を起こすことができるものなら特別な制限なしに使用されることができるが、図3に示されたところのように、ファン(fan)を使用することが望ましい。
本発明において、前記消毒薬剤多孔性ペレットはディル(Dill;Anethum graveolens)、ラベンダー(Lavender;Lavandul spica)、レモンバーム(Lemon balm;Melissa officinalis)、ローズマリー(Rosemary;Rosmrinus officinalis)、ミント(Mint;Mentha spp.)、サボリ(Savory;satureia hortensis)、セージ(Sage;Salvia officinalis)、ニオイゼラニウム(Scented geranium;Pelargonium spp.)、ウツボグサ(Selfheal;Prunella vulgaris)、スイートバジル(Sweet basil;Ocimum basilicum)、オレガノ(Oregano;origanum vulgare)、タンジ(Tansy;Tanacetum vulgre)、クローブ(Clove;Eugenia caryophyllata)、ユーカリ(Eucalyptus;Eucalytus spp.)、レモン(Lemon;citrus limonum)、マヌカ(Manuka;Leptospermium scoparium)、ペパーミント(Peppermint;Mentha piperita)、ティーツリー(Tea tree;Melaleuca alternifolia)、レモングラス(Lemongrass;Cymbopogon flexuosus stapt)、シナモン(Cinnamomum zeylanicum)、タイム(Thyme;Thymus vulgaris)、シロバナムシヨケギク(Pyrethrum)及びこれらの混合物でなされた群から選択される精油を含むことを特徴とする。前記精油は人体に無害でありながらも、卓越な殺虫、殺菌及び芳香効果がある。
前記消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットの基本材料(ポリマー)はPP、HDPE、LDPE、LLDPE及びこれらの混合物でなされた群から選択されることができるが、これに限定されるものではない。前記多孔性ペレットの長さ及び幅は特別に制限されないが、それぞれ1ないし10mm、望ましくは2ないし5mm、さらに望ましくは2.5ないし3.5mmであるものを使用することができる。前記多孔性ペレットの長さまたは幅が前記範囲を脱する場合材料購入に困難があって、多孔性ペレットに薬剤を含浸させる製造工程とファンを利用した気化方式を適用するのに不便な問題点がある。前記消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットは、相互間に連結されている空孔らを有した開放セル構造であって、前記空孔らの大きさ分布らはおおよそ5−20ミクロン程度で、ポリマーによって65〜78%程度の空孔を含むことが望ましい。
前記多孔性ペレットに消毒薬剤が含浸される原理は、物理的な吸収過程によるものである。すなわち、消毒薬剤に多孔性ペレットをつけておけば、毛細管の力によって多孔性ペレットに形成された空孔に消毒薬剤が満たされて飽和になる。消毒薬剤の含浸率は、消毒薬剤の粘度によって変わることができるし、消毒薬剤の含浸は、20分ないし48時間以上遂行されることができる。本発明において、多孔性ペレットの構造に損傷を与えないのに、多孔性ペレットに消毒薬剤を均一に含浸させるために、底速度の回転式ドラム混合機を使用することができる。
本発明で使用される前記消毒薬剤は、液状形態の植物性精油であるために、これを不織布やスポンジ綿などに含浸させて使用する場合、液状が下がって被消毒物を深刻に毀損させる恐れがあるだけではなく、ファンなどの気化装置を利用して消毒薬剤を気化させる過程でもファンによって液状の消毒薬剤が被消毒物に直接接触されることで、被消毒物を毀損させる恐れがある。
しかし、本発明による前記消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットは、表面が完全に乾燥された状態であるので、含浸された消毒薬剤が手につかなくて容器に保存する製造工程などの作業が容易で、消毒薬剤と被消毒物の接触による被消毒物の毀損を予防することができる。また、前記消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットは、不織布やスポンジ綿などに比べて表面積が数百倍以上大きいために消毒薬剤の気化時間を縮めさせることができる。
図4に示されたところのように、前記薬剤カートリッジ14は前記消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットが保存されたケースを意味する。
本発明による排気ユニット16は、真空ポンプを利用して第1チャンバ内部の空気を外部に排出させて第1チャンバ内部を真空状態に作る機能を遂行して、前記給気ユニット18は消毒が完了された後に換気する過程で空気フィルターを通過した外部空気を第1チャンバ内部に供給する機能を遂行する。
本発明による記録物と遺物の消毒装置を構成する温・湿度調節装置22は真空状態である第1チャンバの温度だけではなく湿度まで調節することができる特徴がある。したがって、消毒薬剤の活性化のために消毒装置チャンバ内部の温度を増加させても被消毒物の含水率を適切に維持させることができるので、含水率の減少による被消毒物の拗じれ現象などを予防することができる。
前記温・湿度調節装置22は、第1チャンバに内蔵された温度感知センサー及びバンドヒーターを作動させて温度を調節することができる。
また、前記温・湿度調節装置22の湿度調節方式は、噴射方式、気化方式または蒸発方式を利用することができるが、真空状態で湿度を調節するためには電源を利用して水を蒸発させる蒸発方式が一番理想的である。一般的なスプレーを利用する噴射方式の場合、スプレーされる水の粒子と被消毒物の直接接触で被消毒物の毀損を阻むことができないし、ファンを利用した気化方式の場合にはチャンバが真空状態を維持するので空気が少ない状態でファンによる気化方式は願う湿度を維持しにくいためである。
したがって、本発明による温・湿度調節装置22は、第1チャンバに内蔵された湿度感知センサー及び外部から供給される水をチャンバ内部で加熱して蒸発させる電気ヒーターを作動させて湿度を調節することができる。
図5は、本発明の消毒装置に装着される窒素生成装置の構成及び詳細図面として、前記窒素生成装置24はエアコンプレッサー(compressor)、冷凍式ドライヤー、マルチドライフィルター、圧力調節機(regulator)、気体分離用複合膜、フローメータ(flow meter)、窒素タンクなどを含むことができる。
前記窒素生成装置24の作動例を簡単に説明すると、大気中の空気がエアコンプレッサー(compressor)を通じて圧縮された後、マルチドライフィルターなどを通過して、気体分離用複合膜を通過しながら水蒸気、酸素などは排出されて、窒素のみが窒素タンクに保存される。
本発明において、前記窒素生成装置24を構成するエアコンプレッサー(compressor)は消毒装置を構成するコンプレッサー28とは別に存在することができる。
前記窒素生成装置24に含まれた気体分離用複合膜は、大気の空気から窒素を分離させることができるものならば、制限なしに使用することができるし、例えば大韓民国登録特許第10−0149879号に記載された気体混合物のうち最小限一つの気体の選択的透過度がその気体混合物のうちで残り気体の選択的透過度より大きい物質でなされた多孔性支持体と、該多孔性支持体に対する揮発性溶媒または揮発性膨潤剤及びコーティング層構成物質を含むコーティング溶液から形成されたコーティング層と、及び前記コーティング溶液を多孔性支持体上に塗布時に揮発性溶媒または膨潤剤によって前記多孔性支持体の表面とコーティング層との間に形成された緻密層でなされた気体分離用複合膜を使用することができる。
図6は、本発明の消毒装置に装着される窒素発生装置の窒素発生原理を示した説明図である。大気を構成している窒素、酸素、水蒸気などの各気体らは気体分離用複合膜を透過する速度が違って、特に窒素は他の気体らに比べて透過速度が遅いために、気体分離用複合膜を利用すれば高純度の窒素を得ることができる。
図7に示されたところのように、前記気体分離用複合膜は、気体分離用複合膜の圧力差(P1−P2)を調節して、大気中の空気で窒素の純度及び流量を調節することができる。大気中の空気で窒素を純粋に多量分離するためには、前記気体分離用複合膜の圧力差(P1−P2)を大きく調節すれば良い。気体分離用複合膜の圧力差が大きい場合、ファズする容器で真空に流体を引張る時、圧力の変化が発生され得るために、定量フローメータ(flow meter)またはバッファータンク(buffer tank)を設置して一定な圧力を維持させることが望ましい。すなわち、複合膜に流入される圧縮空気圧を、圧力調節機(regulator)を通じて一定に調節して、排出される窒素の圧力をバルブで調節することで、窒素の純度を決めることができる。
前記気体分離用複合膜で発生された窒素を保管する窒素タンクは、被消毒物がある第1チャンバに投入される窒素純度を一定に維持するために2個以上であることが望ましい。本発明による前記窒素生成装置を利用すれば2〜15L/minの窒素を生成することができるし、生成された窒素の純度(Nitrogen Purity)は自由に調節することができるが、経済性及び消毒時間、優秀な消毒効果を得るためには98%の純度を維持することが望ましい。本発明において、前記第1チャンバに投入される窒素ガスは、人体に無害で、記録物と遺物の材質に影響を与えないのに、微生物の生育に必要な酸素を遮断させて、微生物を消毒するためのものである。
本発明において、前記真空ポンプ26は、前記第1チャンバを真空状態に作るための装置として、通常的な真空ポンプを使用することができるし、前記コンプレッサー28は外部の空気または前記窒素生成装置24で生成された窒素を第1チャンバに供給するための装置である。
本発明において、前記第1チャンバ100及び第2チャンバ200の一側面は通気孔が形成されていることを特徴とする。前記通気孔を通じて、第2チャンバ200に装着された窒素生成装置24で発生された窒素が第1チャンバ100に供給されることができるし、第2チャンバに装着された真空ポンプ26で第1チャンバ100の空気を吸いこんで真空状態を作ることができる。すなわち、前記通気孔を通じて第1チャンバを一定な真空状態で作った後、第2チャンバで生成された窒素を1チャンバに供給することで第1チャンバを低酸素環境に作ることができるし、システムコントロール部を利用して、これを反復的に行う場合、第1チャンバの内部は低酸素状態になって生物学的消毒効果を極大化させることができる。
前記第1チャンバの真空度は−500ないし−650mmHgを維持することが望ましい。しかし、材質と毀損が深刻な被消毒物は高真空状態で毀損される可能性があるので、被消毒物の材質と保存及び毀損状態にしたがって真空度を設定することができる。
本発明は他の観点で、前記消毒装置を利用して、(a)移動カーを利用して被消毒物が積載されたキャリアを第1チャンバに入れる段階と、(b)消毒薬剤の活性化と被消毒物の毀損予防のために第1チャンバの温度及び湿度を設定する段階と、(c)前記第1チャンバ内部を真空化させる段階と、及び(d)多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させるか、または大気中の空気を窒素発生装置に透過させて発生された窒素を利用するか、または前記二つの方法を同時に利用して記録物と遺物を消毒する段階と、を含むことを特徴とする記録物と遺物の消毒方法に関するものである。
記録物と遺物の損傷を減らしながら、最大の消毒効果を得るために、前記第1チャンバの温度は、25−35℃であるものが望ましくて、湿度は45〜55%であるものが望ましい。また、前記記録物と遺物の消毒時間は、6時間〜20時間であるものが望ましいが、使用される窒素ガスの純度(濃度)、被消毒物の生物学的毀損状態及び量などによって変わることができる。
例えば、被消毒物の材質と毀損状態で、3等級(記録物状態が一番良くない状態)に分類される場合、72時間(3日)の消毒を遂行することもできる。
本発明による前記記録物と遺物の消毒方法は、被消毒物である記録物と遺物の材質及び毀損状態によって真空状態のチャンバで(a)多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させて消毒する方法と、(b)多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させて、窒素発生装置で発生された窒素を投入して消毒するか、またはチャンバ内に窒素を先ず供給して、低酸素環境を作った後多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させる方法と、及び(c)窒素発生装置で発生された窒素だけで消毒する方法を選択することができる。
例えば、前記(a)方法は、被消毒物の材質が纎維質で構成されたものであり、紙記録物と木材及び衣類のような材質類のうちで保存状態が1等級及び2等級である被消毒物を消毒するのに利用されることができて、前記(b)方法は、被消毒物の材質が纎維質で構成されたものであり、紙記録物と木材及び衣類のような材質類のうち生物学的毀損程度が深刻な3等級である被消毒物または被消毒物の材質が有機物や揮発性物質と接触時に変性や変色、物性変化が憂慮されない被消毒物(例:土中ですぐ出土されて消毒が必要な遺物など)を消毒するのに利用されることができる。そして、前記(c)方法は被消毒物の材質が有機物や揮発性物質と接触時に変性や変色、物性変化が憂慮されて、毀損が深刻な3等級である被消毒物(例:文化財の油絵や金属類が含まれた遺物、色相が多様な衣類など)を消毒するのに利用されることができる。
前記1等級、2等級及び3等級の毀損に他の等級分類基準は、行政自治部国家記録院の“公共記録物管理に関する法律”に記載したものであり、下記表1のようである。] 図1 図2 図3 図4 図5 図6 図7
[0008] ]
[0009] 本発明による前記記録物と遺物の消毒方法は、前記(d)段階の消毒前に第1チャンバ内部に外部の空気を噴射及び排気させて被消毒物の表面に残留するかび胞子及び粉じん粒子などを除去する段階をさらに含むことができる。
以下、実施例を通じて本発明をさらに詳しく説明しようとする。これら実施例は、ひたすら本発明を例示するためのものであり、本発明の範囲がこれら実施例によって制限されるものとして解釈されないことは、当業界で通常の知識を有した者において自明であろう。
実施例1:消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットの製造方法
ポリプロピレン(PP)で製造された多孔性ペレット(長さ:3mm、幅:3mm)800gとサボリ(Savory;satureia hortensis)1,200mlを回転式ドラム混合機((株)バイオミストテクノロジー)に入れた後、20rpmで300分間混合させて、消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットを製造した。
消毒薬剤の含浸前/後の多孔性ペレットの表面及び断面を光学顕微鏡と電子顕微鏡で観察した(図8、図9)。図9に示したところのように、消毒薬剤含浸前多孔性ペレットの断面(b)には多くの空孔らが観察されたが、消毒薬剤含浸後に多孔性ペレットの断面(d)では空孔の数が減ったことを確認することができた。
実施例2:窒素濃度による消毒
窒素濃度による消毒効果を確認するために記録物及び文化財遺物に生物学的被害を誘発する3種の微生物を韓国生命工学研究院で分譲されたし、供試虫は韓国ソウル大学校で分譲されて実験した。分譲された供試菌及び供試虫を下記の表2に示した。] 図8 図9
[0010] ]
[0011] 2.1殺菌力試験
前記表2の供試菌をそれぞれPDA培地で30℃、72時間の間に培養した後、培養された菌株で形成された胞子を取って、胞子懸濁液を製造した。胞子懸濁液を滅菌したPaper disc(φ6mm、Advantec Co. USA)に吸収させた後、−80℃で24時間保管して、これを再び24時間の間に凍結乾燥させた後、冷凍室に保管して試料として使った。
実施例1で製造された消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットを薬剤カートリッジに入れて、製造された試料(供試菌)を消毒装備の移動カーに位置させて、チャンバ内部の温度を30℃、湿度を50%で設定した後、圧縮ポンプを利用してチャンバの内部を真空化させた。次に窒素生成装置で発生される窒素の純度をそれぞれ85、90、95、98、99%で設定した後、消毒を実施した。消毒後、試料をPDA培地に乗せて、25℃(最適条件)で5日間培養した後、微生物が生長しない条件を確認して、その結果を下記表3に示した。]
[0012] ]
[0013] (1)試料を消毒装備の移動カーに位置させた後、消毒を実施しない場合である
表3に示したところのように、98%の窒素を使って、14時間消毒を実施する場合、微生物が完全に死滅されることを確認することができた。しかし、95%または99%の窒素を使用する場合には16時間の間に消毒を実施してこそ、完全に微生物を死滅させることができた。
2−2殺虫力試験
実施例1で製造された消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットを薬剤カートリッジに入れて、供試虫(コクゾウムシ;Sitophilus oryzal)10匹を消毒装備の移動カーに位置させて、チャンバ内部の温度を30℃、湿度を50%で設定した後、圧縮ポンプを利用してチャンバの内部を真空化させた。次に窒素生成装置で発生される窒素の純度をそれぞれ85、90、95、98、99%で設定した後、消毒を実施した。消毒後、供試虫が100%死滅される条件を確認して、その結果を下記表4に示した。]
[0014] ]
[0015] (2)試料を消毒装備の移動カーに位置させた後、消毒を実施しない場合である
表4に示したところのように、98%及び99%の窒素を使って、12時間消毒を実施する場合、コクゾウムシ(Sitophilusoryzal)がすべて死滅されることを確認することができた。しかし、95%の窒素を使用する場合には14時間、85%または90%の窒素を使用する場合には16時間の間に消毒を実施してこそ完全にコクゾウムシを死滅させることができた。
実施例3:温度及び湿度による消毒
3−1殺菌力試験
被消毒物の損傷を減らしながら、最大の消毒効果を得ることができる温度及び湿度条件を確認するために、実施例1で製造された消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットを薬剤カートリッジに入れて、前記表2の試料(供試菌)を消毒装備の移動カーに位置させて、下記表5に記載されたところのようにチャンバ内部の温度を15−35℃、湿度を45−55%でそれぞれ設定した後、圧縮ポンプを利用してチャンバの内部を真空化させた。次に窒素生成装置で発生される窒素の純度を98%で設定した後、14時間の間に消毒を実施した。消毒後、試料をPDA培地に乗せて、25℃ (最適条件)で5日間培養した後、その結果を下記表5に示した。]
[0016] ]
[0017] (+:供試菌生存、−:供試菌死滅)
表5に示したところのように、チャンバ内部の温度が15℃ないし25℃である場合には、微生物が死滅されないが、概して30℃または35℃である時、微生物が死滅されることが分かった。アスペルギルスニゲル(Aspergillus niger)の場合、30℃の温度、45%及び50%の湿度条件で消毒を遂行すれば死滅されるが、湿度が55%である場合には死滅されなかった。反面ペニシリウム・フレクエンタス(Penicillium frequentans)の場合、30℃の温度、50%及び50%の湿度条件で消毒を遂行すれば死滅されるが、湿度が45%である場合には死滅されなかった。
したがって、一般的にチャンバ内部の温度が増加されるほど微生物の消毒効果も増加されることが分かった。これから本発明の消毒装置を利用すれば消毒薬剤活性化のためにチャンバ内部を一定温度以上に増加させても、被消毒物(遺物、記録物)の材質及び状態によって湿度を自由に調節することができるので、含水率の不足による被消毒物の毀損を防止するだけでなく、優秀な消毒効果を得ることができるものとして予測される。
3−2殺虫力試験
実施例1で製造された消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットを薬剤カートリッジに入れて、供試虫(コクゾウムシ;Sitophilus oryzal)10匹を消毒装備の移動カーに位置させて、下記表6に記載したところのようにチャンバ内部の温度を15℃−35℃ 、湿度を45%−55%でそれぞれ設定した後、圧縮ポンプを利用してチャンバの内部を真空化させた。次に窒素生成装置で発生される窒素の純度を98%で設定した後、12時間の間に消毒を実施した。消毒後、供試虫の死滅可否を確認して、その結果を下記表6に示した。]
[0018] ]
[0019] (+:供試虫一部生存、−供試虫10匹すべて死滅)
表6に示したところのように、チャンバ内部の温度が30℃または35℃であって、湿度が45%、50%または55%である時、コクゾウムシ(Sitophilus oryzal)がすべて死滅されることを確認することができた。
これから本発明の消毒装置を利用すれば消毒薬剤活性化のためにチャンバ内部を一定温度以上に増加させても、被消毒物(遺物、記録物)の材質及び状態によって湿度を自由に調節することができるので、含水率不足による被消毒物の毀損を防止するだけでなく、優秀な消毒効果を得ることができるものとして予測される。
以上で本発明の内容の特定の部分を詳しく説明したところ、当業界の通常の知識を有した者において、このような具体的技術は単に望ましい実施様態であるだけで、これによって本発明の範囲が制限されるものではない点は明白であろう。したがって、本発明の実質的な範囲が添付された請求項らとそれらの等価物によって定義されると言えるであろう。]
[0020] 12キャリア
13 移動カー
14薬剤カートリッジ
16排気ユニット
18給気ユニット
22 温・湿度調節装置
24窒素生成装置
26真空ポンプ
28コンプレッサー
100 第1チャンバ
200 第2チャンバ]
权利要求:

請求項1
次を含むことを特徴とする記録物と遺物の消毒装置:(a)被消毒物を積載するキャリアと、(b)前記キャリアを第1チャンバに運ぶ移動カーと、(c)前記キャリアに積載した被消毒物を消毒させるために、消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットが保存された薬剤カートリッジ及び前記多孔性ペレットに含浸された消毒薬剤を気化させるための気化装置が装着された第1チャンバと、及び(d)通気孔を通じて前記第1チャンバに窒素を供給するか、または第1チャンバの空気を吸いこむために前記第1チャンバの側部に位置して、(D)前記第1チャンバの温度及び湿度を調節する温・湿度調節装置、(D)前記第1チャンバに供給される窒素を生成する窒素生成装置、(D)前記第1チャンバを真空状態で作るための真空ポンプ及び(D)前記第1チャンバに外部の空気または前記窒素生成装置で生成された窒素を供給するためのコンプレッサーが装着された第2チャンバ。
請求項2
前記気化装置は、第1チャンバ内部の天井に装着されていて、前記気化装置の下端には前記薬剤カートリッジが装着されて、気化された消毒薬剤が下方に自然に発散されることを特徴とする請求項1に記載の記録物と遺物の消毒装置。
請求項3
前記気化装置は、前記多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させるための送風手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録物と遺物の消毒装置。
請求項4
前記消毒薬剤が含浸された多孔性ペレットは、ディル(Dill;Anethumgraveolens)、ラベンダー(Lavender;Lavandulspica)、レモンバーム(Lemonbalm;Melissaofficinalis)、ローズマリー(Rosemary;Rosmrinusofficinalis)、ミント(Mint;Menthaspp.)、サボリ(Savory;satureiahortensis)、セージ(Sage;Salviaofficinalis)、ニオイゼラニウム(Scentedgeranium;Pelargoniumspp.)、ウツボグサ(Selfheal;Prunellavulgaris)、スイートバジル(Sweetbasil;Ocimumbasilicum)、オレガノ(Oregano;origanumvulgare)、タンジ(Tansy;Tanacetumvulgre)、クローブ(Clove;Eugeniacaryophyllata)、ユーカリ(Eucalyptus;Eucalytusspp.)、レモン(Lemon;citruslimonum)、マヌカ(Manuka;Leptospermiumscoparium)、ペパーミント(Peppermint;Menthapiperita)、ティーツリー(Teatree;Melaleucaalternifolia)、レモングラス(Lemongrass;Cymbopogonflexuosusstapt)、シナモン(Cinnamomumzeylanicum)、タイム(Thyme;Thymusvulgaris)、シロバナムシヨケギク(Pyrethrum)及びこれらの混合物でなされた群から選択される精油を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録物と遺物の消毒装置。
請求項5
前記窒素生成装置は、大気の空気から窒素分離能がある気体分離用複合膜を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録物と遺物の消毒装置。
請求項6
請求項1の消毒装置を利用して、次の段階を含むことを特徴とする記録物と遺物の消毒方法:(a)移動カーを利用して被消毒物が積載したキャリアを第1チャンバに入れる段階と、(b)消毒薬剤の活性化と被消毒物の毀損予防のために第1チャンバの温度及び湿度を設定する段階と、(c)前記第1チャンバ内部を真空化させる段階と、及び(d)多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させるか、または大気中の空気を窒素発生装置に透過させて発生された窒素を利用するか、または前記二つの方法を同時に利用して記録物と遺物を消毒する段階。
請求項7
被消毒物である記録物と遺物の材質及び毀損状態によって真空状態のチャンバで次で構成された群から選択される方法で消毒することを特徴とする請求項6に記載の記録物と遺物の消毒方法:(a)多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させて消毒する方法と、(b)多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させて、窒素発生装置から発生された窒素を投入して消毒するか、またはチャンバ内に窒素を先に供給して低酸素環境を作った後多孔性ペレットに含浸されている消毒薬剤を気化させる方法と、及び(c)窒素発生装置から発生された窒素だけで消毒する方法。
請求項8
前記多孔性ペレットの長さ及び幅がそれぞれ1ないし10mmであることを特徴とする請求項6に記載の記録物と遺物の消毒方法。
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同族专利:
公开号 | 公开日
KR100840254B1|2008-06-20|
WO2009096672A3|2009-11-05|
WO2009096672A2|2009-08-06|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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